年の差恋愛! おじさまに迫ったらオトナの本気を見せられました

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- 本販売日:
- 2017/08/04
- 電子書籍販売日:
- 2017/08/04
- ISBN:
- 978-4-8296-8311-8
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いきなり肉食系に豹変なんて、ズルい……
もう私は子供じゃない、女として見て……! 18も年上の関口一途に告白した優子。あしらわれると思っていたら「可愛すぎて我慢できない」激しく求めてきた!? 巧みな愛撫で身体を攻められ、淫らな声が止まらない。「一生離さないからな」“男”の顔で熱く口説かれ、息つく暇もなく翻弄される。引き込まれるほどのアラフォーの魅力が詰まったコメディチックな年の差ラブ!

関口一途(せきぐちいっと)
40歳。プロ棋士。優子が幼い頃からずっと溺愛していた。父親代わりと思っていたが、だんだんと恋心を持つようになり、悩んでいる。

関口優子(せきぐちゆうこ)
最近一人暮らしをはじめた大学院生。従兄の一途がずっと好きだった。報われない恋……だと思っていたら!?
いっとさんは激しいキスをしながら、残った私の衣服を引きちぎるようにして取り去った。羞恥心すら許されないその荒々しさに、私は怯えどころか、歓喜しか湧いてこなかった。負けじといっとさんのスラックスのベルトを外していると、いっとさんが面倒臭そうに唸って、またもや自分で脱ぎ去ってしまった。
「もう!」
「うるせえ。これ以上待てるか、ばか」
言い捨てられ、再び圧し掛かるように覆い被さられる。互いに全裸の今、合わさる部分が全て直に皮膚と皮膚だ。その上私の脚の間に割り込むように腰を据えられ、陰毛同士が擦れ合うチクチクとした感覚もさることながら、否が応にもいっとさんの昂りを意識させられる。
太腿や秘所に当たるそれは、硬くて熱い。
初めての男性器──しかも臨戦態勢のそれに、さすがに顔を赤らめると、いっとさんが嬉しそうにクク、と喉を鳴らした。
「すげぇよ。もうガッチガチ。わかる?」
言いながら、私のその場所に擦りつけるように腰を動かす。
ちくしょう、いやらしい!
それにこれ以上はないくらいドキドキしている。
「わかるに決まってるでしょ!」
ドキドキしすぎて心臓が壊れそうだ。
恨めしげに答えれば、いっとさんにチュッと啄むだけのキスを落とされる。
「なにその顔。かわいいんですけど」
そんなことを言うくせに、眉間に皺の寄ったしかめっ面だ。
「そっちこそ、なにその顔。怖いんですけど!」
本当は全く怖くなかったけどそう返せば、いっとさんはますます眉間の皺を深くした。
「しょうがないだろ。かわいすぎてすぐにでも突っ込みたい衝動を堪えてんのよ、こっちは!」
「え、突っ込んでよ。早くいっとさんが欲しい」
逸る思いのまま素直に口にすれば、いっとさんが雷でも喰らったかのように目を見開いてガクリと私の肩に頭をつけた。
「処女がオッサン煽るとか……!」
処女ってバレてるのが少々癪に障る。ムカついたので、手を下に伸ばした。
目的のものに触れた途端、いっとさんが弾けるようにガバリと身を起こす。
「ちょ、おま! 触んな!」
尋常じゃない焦りように、私は更にムッとしていっとさんを睨みあげる。
「なんでよ! いっとさんだって私に触ってるじゃない!」
「ばか! 今はダメなの! 随分ご無沙汰だった上、もうむちゃくちゃ興奮してて、今いっとさん四十路ちんこじゃないから! 青春ちんこに戻ってるから!」
四十路ちんこってなんだよ! そして青春ちんこも!
「青春ちんこはなにがダメなの」
「暴発するから!」
「え、マジで?」
それ見たい。
「いやさすがにこの年で暴発は冗談だけど……ってなんでそんなガッカリ!?」
「暴発見たかった……」
「優子たん!? 処女がなに言ってるの!?」
涙目のいっとさんに、私は呆れて半眼になった。
「あのね、誰かさんのおかげで二十二になるこの年まで処女! つまりは耳年増! 思春期からの積もりに積もった好奇心舐めんなよ! いいから見せなさいよ! 触らせなさいよ! 突っ込みなさいよ!」
「うわ、ちょ、コラ、待ちなさい! ぅおおおおい! 入れようとするな!」
焦れた私が無理矢理乗っかろうとすると、いっとさんは私の脇に両手を入れてひょいと抱き上げた。
はぁああああ、と深い溜息を吐いたいっとさんに、私は頬を膨らませた。
「なんでここに来て及び腰なの!? やめちゃうつもり!?」
「及び腰じゃねぇよ。やめられるかよ。ちゃんと解して濡らしてやらないと、お前が辛いの。初めてなんだから痛いのは確実なんだ。お前にひどいことしたくないんだよ」
「……過保護」
私は憮然と非難した。
だって、私はいっとさんのくれるものなら、痛みだって嬉しいんだ。全部全部受け止める。そう思ってるのに。
けれどいっとさんは不思議そうに首を傾げた。
「過保護じゃない。好きな女を丁寧に抱きたいだけだ」
「……っ」
一気に怒りが萎えた。
真っ赤になる顔を隠しようもなく、私は下唇を突き出して呟く。
「……っ、ズルい……」
「ズルくない。頼むから今日は、俺の思うように、お前を抱かせて」
いっとさんは胡坐を掻いた自分の膝の上に私を下ろし、両手で私の頬を包み込む。俯こうとする私の顔を上げさせて、キスをくれた。愛おしむように、ゆっくりと。
ねっとりと、ゆったりと口の中を蹂躙される。
キスの合間に「かわいい」とか「甘いな」とかこっちが赤面するような言葉を紡ぎながら、長い指が私の耳の後ろや項、鎖骨を擽り下りる。
いっとさんの指がなぞる軌跡に、ゾクゾクとした快感が生まれて弾け、私の静脈の中に溶けて全身を巡る。やがてその電流は下腹部に溜まってじくじくとした熱に変わっていった。
いっとさんの指が私の乳房に及んだ。
身体の割に大きいこの胸は、思春期にはコンプレックスでもあった。同級生の男子のからかいのネタになったからだ。思春期をとうに過ぎた今でも、あまり誇張しないような服を着る程度には気にしていたりする。
触れる瞬間、少し身が強張ったのに気付かれたのか、いっとさんの視線がゆるりとこちらに向けられる。その眼差しに問いかけるような色を含みつつ、けれど「やめない」と宣言した以上、私に選択肢を与えるつもりはないのだろう。いっとさんは無言で私の乳房を揉み上げた。くにゃり、と自分の肉が餅のように形を変えた。その間に埋もれる、男の骨張った手。
駒を挟む、真っ直ぐに伸ばされた長い指。ずっときれいだと思っていた。そしてどうしようもなく遠いものだとも。
遠く尊いその指が、今私の白い肉に埋もれている。
不思議で、とても明快な光景だ。
世界を垣間見ようと伸ばされたその指が、私の上にある。遠いはずの世界の理は、ごくありふれた現実に過ぎないのかもしれない。人は何故愛するのかという問いの答えが、そこに愛する者がいるからだという理屈にも似ていて。
いっとさんが私の目を見つめたまま、その指の間から存在を主張するように尖った胸の先を口に含んだ。
「ぁ……」
きゅん、と心臓が軋んだ。
生まれて初めて胸の先に感じる他人の粘膜は、熱かった。ぬるり、と舌が動いて、口の中でくりくりと転がされる。
「やっ、あっ、ぁあっ」
敏感な胸の先の蕾をなぶられ、私はその初めての刺激に身を捩った。
いっとさんが弄る度、身体が撓って力が抜ける。堪らず、胸に吸い付いているいっとさんの頭を抱えるようにして身体を九の字に曲げた。
いっとさんは私のその反応を面白がるみたいに刺激を強める。乳首を転がすだけでなく、強く吸い上げ、歯を立てる。更にはもう片方のそれを指で捏ね繰り回し始める。
「ふぁんっ、や、だめぇ、いっとさ、それ、だめぇ……!」
びくびくと身体を揺らし哀願するのに、いっとさんはやめてくれない。
このまま続けられるとおかしくなりそうで、力任せにいっとさんの肩を押して身をもぎ離す。意外なことに、いっとさんはあっさりと離れてくれた。
息も絶え絶えにキョトンといっとさんを見上げれば、すごく意地の悪い顔で笑っていた。
「優子、むっちゃかわいい」
「ふえ?」
そんなことをそんな凶悪な顔で言われても。
若干青ざめる私に、いっとさんは乱れてポニーテールの解けた髪をかき上げながら、嫣然と口の両端を上げた。
「かわいいから、もっと鳴けよ」
言うなり私の両膝に手を差し入れて掴むと、仰向けに引っくり返すように持ち上げた。
「きゃあああっ」
叫んだのは、ぐりんと世界が反転したからだけじゃない。半分逆さまになって大きく脚を開き、いっとさんの目の前に秘所を晒すような恰好になったからだ。
「おーぉ、絶景かな、絶景かな」
いっとさんは私の脚を盛大に開いて腰とお尻を支えるように掴み、よりによってそんなふざけた台詞を吐いた。
「さ、さいてぇええええ!!」
「ふはははは、なんとでも言え! 実にいい眺めだぜ!」
どこの悪役!?
私の動揺は歯牙にもかけず、いっとさんはそこにふうっと息を吹きかける。
「ぁあっ!」
いっとさんの愛撫で身体中が感じやすくなっているのか、それだけの刺激で私の身体がビクリと撓る。
「かぁわい」
くつり、といっとさんが喉を鳴らし、びちゃりという水音が私の鼓膜を微かに揺らした。
「ぁあ!? や、やだ、いっとさん、それやだぁああ!」
私は両手で顔を覆った。
いっとさんが、私のそこを舐めていた。
──信じられない。どうして。
そういう行為があることは知っていた。なんせ耳年増だ。でも、まさかいっとさんがそんなことをするなんて想像もついてなかった。
怖いとか恥ずかしいを通り越して、私は狼狽えていた。
「あ、ぁん、や、ど、うしよう、助けて、いっとさん!」
冷静に考えれば、私はばかだ。私を混乱させているのはいっとさんなのに、その当人に助けを求めてるんだから。
「うん、助けてやるからな。もうちょっとだけがんばれ」
いっとさんの返事に私は更に混乱する。
助けてくれると言ういっとさんが、私の脚の間で喋っている。
ぴちゃ、くちゅ、という粘着いた水音がやけに大きく感じる。
「ひぁ、だ、めぇ、そんな所で喋らないでぇ、あ、あぁんぅう」
いっとさんの舌が私の入口の周りの粘膜を丹念に舐めているのがわかる。平たく覆うように、尖らせた舌先で擽るように。その内、中の浅い所を味見するみたいにぐうっと入り込んで来た。
「ああぁ……!」

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