(2017/7/5 掲載)
オパール文庫で執筆している著者のインタビューコーナーです。
一問一答形式で答えてもらっています。


風雅ゆゆ
2017年7月、『不埒に甘くて、あざとくて アラサー女子と年下御曹司』にてオパール文庫挿絵デビュー。
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簡単な自己紹介をおねがいします。
風雅ゆゆです。普段は主にTLマンガや語学書などの挿絵を描かせていただいております。
一年のうち9割腹を壊している気がします。よろしくお願いいたします。 -
イラストを描くことになったきっかけは?
何でしょう…?イラストというほど立派なものではありませんが、幼少から人並みに落書きは描いておりました。
母が、私のぬいぐるみの尻に片っ端から※印の尻の穴を書くという恐ろしい性癖を持っていたので、落書き好きは母の影響かもしれません。 -
プロになって想像していた作家活動と違ったところは?
100%の力を出せる環境はほとんどない、ということです。 絵も漫画も「描けばいい」だけではなく、発注いただいたものを先方の希望通り描くために情報をあちこちから収集したり、想像力を働かせてクライアント様や読者様の希望を汲み取ったり…という過程が趣味と仕事の大きな違いだと思うのですが、その情報収集が諸般の事情うまくいかなかったり、十分な納期が確保されていなかったり…ということがままあります。人間が多く携わるので仕方のないことなのですが。100のものを描きたければ1000の力を身につけないと到底仕事では力を発揮できないのだな、としみじみ実感します。
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イラストを描いていてよかったと思うことはなんですか?
読者様にキャラクター達を気に入っていただき、より感情移入をしていただくことができた時でしょうか。
マンガもイラストも読者様に共感していただき、名前を呼んで頂いて初めてキャラクター達に命が吹き込まれるのだと思います。 -
どのようなストーリーがお好きですか?
対極的ではあるのですが、部活ものの様な熱いストーリーと、頭脳で戦う知識バトルものです。
オパール文庫ではなかなかお目にかかれない設定ですね…(笑)
いつかこんな尖った設定の恋愛話が出たらいいなと思います。 -
魅力を感じる設定orキャラクターは?
登場人物達が各々何かを頑張っているお話が好きです。
自分の頭で考え、自分の責任で行動する、真摯に努力するキャラクター達はとても魅力的で、自分もがんばらなきゃ!と思わせてくれます。今回担当させていただいた「不埒な~」も、キャラクター達が皆それぞれに努力を重ねていてとても素敵なお話だったので、挿絵を担当させていただけたことを光栄に思います。 -
最近読んだ本は?
貴志祐介先生の「新世界より」です。人間の危険性や可能性、文化・社会の形成を恐ろしく中立的に描いていて、読んでいると貴志先生の視野の広さに何度も驚かされます。読者のリテラシー能力を高めてくれる、物凄い力を持った本だと思います。
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マイブームはなんですか?
ジャスミンティーです。茶葉を10パックくらいストックしてます。
鳥のフンが頭にヒットし、心がささくれだった時も、ジャスミンティーを飲めば気持ちがスッと安らぎます。 -
今作『不埒に甘くて、あざとくて アラサー女子と年下御曹司』について、オススメポイントは?
何と言っても篤志の千鶴大好きっぷりですね! 17年も陰ながら努力を重ねて満を持して再会したものの、喜びを我慢できずに早速千鶴を食べてしまうという…笑顔も態度もわんこっぽいのが可愛すぎました。
ヒロインの千鶴も、自分の悩みや苦手を前向きに克服していこうという姿勢に好感が持てました。
文章の端々まで玉紀直先生の愛情が感じられて、読み終わった時とてもほっこりする作品です。 -
オパール文庫の読者へ、一言おねがいします
『不埒に甘くて、あざとくて アラサー女子と年下御曹司』は恋に仕事にがんばる女の子のお話です。
普段たくさん頑張っている皆さんに共感していただける部分がきっと見つかると思いますので、ぜひご覧いただけたらと思います。そして願わくばイラストも気に入っていただければいいなあと思います。
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- オパール文庫 著者インタビュー【風雅ゆゆ】