(2017/6/5 掲載)
オパール文庫で執筆している著者のインタビューコーナーです。
一問一答形式で答えてもらっています。


石田累
『お見合いから溺愛! イケメンストーカー社長の求婚』でオパール文庫デビュー。2017年6月には『暴君彼氏は初恋を逃がさない』を刊行する。
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簡単な自己紹介をおねがいします。
1月生まれのみずがめ座。A型。広島県在住です。生き物と料理と掃除が苦手です。
最近また「とびだせどうぶつの森」をやり始め、今はそれが唯一の息抜きです。人に話す度に「まだやってたんですか?」と笑われるので、最近ではそれが持ちネタになってます。 -
小説を書くことになったきっかけは?
私は元々漫画を描く人だったのですが、自分の書きたいストーリーを絵にしていたら何年たっても終わらないことに気づき、小説の形で書いてみることにしたのがきっかけです。
そうやって書き終えたファンタジー小説を妹にこっそり見せたところ、面白いから色んな人に読んでもらったらどうかと言われ、ウェブサイトを作って公開することにしました。
それが「太陽と月の果て」で、そこから今に至ります。 -
プロになって想像していた作家活動と違ったところは?
作家だと自覚することが、日常の中で全くと言っていいほどないということでしょうか。ただただ眠くて、忙しいです。
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小説を書いていてよかったと思うことはなんですか?
必死で書いていたら、自分の頭では絶対に考えられない設定とかセリフとかがふっと降りてくることがあって、それが作品の肝として据わった時は、思わずガッツポーズしたくなるほど興奮します。私にとって小説を書くのは、九割苦しい作業なんですが、その感覚がくると、何もかもが一瞬で報われた気になって、あー、書いててよかった! と心から思います。
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どのようなストーリーがお好きですか?
私が一番好きな作家は山田風太郎先生なのですが、先生の作品に「伊賀忍法帳」というのがありまして、その中で「そしてふたりは、血と火の匂いのする口づけをした」という一節があります。
命がけの死闘の中で、焔のように燃え上がる恋——とでもいうのでしょうか。TLではそうはいかないでしょうが、闘い8恋愛2くらいの、非現実的なストーリーが好きです。 -
魅力を感じる設定orキャラクターは?
様々な苦悩を胸に秘めながらも、それをヒロインの前ではおくびにも出さずに、明るかったりいじわるだったりするヒーローに魅力を感じます。
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最近読んだ本は?
本当に最近読んだ本を書くと、色気のないものばかりですが……。
伊藤計劃先生の「虐殺器官」、三浦しおん先生の「舟を編む」、沖方丁先生の「光圀伝」、今日は重松清先生の「赤ヘル1975」を読了しました(笑)
夫の本棚にあったのを、適当に手にとっただけのセレクトですが、どれも面白かったです。
コミックではギルトプレジャー先生の「IN THESE WORLD3」と、西田東先生の「何も言うな」。これは完全に私の趣味で、作家買いしちゃった作品です。 -
マイブームはなんですか?
大河ドラマを視聴した後、関連ツイートを検索することですね。特にイラスト系。今、一番はまってます。
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最近、一番心を動かされたことはなんですか?
『暴君彼氏は初恋を逃がさない』の表紙絵ですね!
割と早い段階で表紙イラストを送っていただいたのですが、あんまりかっこよくて度胆を抜かれました。自分が想像していたイメージの、上の上の、さらに上だったという……。
園見先生、ありがとうございました! -
今作『暴君彼氏は初恋を逃がさない』について、オススメポイントは?
ヒーローの苦悩と、やっぱり終盤の展開でしょうか。 命がけの死闘の中で、焔のように燃え上がる恋——というお話ではないのですが(笑)、それでも、恋愛関係における、自分にとっての理想形を書けたような気がします。
あと、ラストのけりのつけかたですね。このシーンを書きたくて頑張った、というラストなので、ぜひとも最後まで読んでいただきたいです。 -
オパール文庫の読者へ、一言おねがいします
自分の書いたものが、皆さまにどう受け止められているのかは判らないのですが、一時でも現実を忘れて楽しんでいただければ幸いです。これからも、どうかよろしくお願いします。
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- オパール文庫 著者インタビュー【石田累】