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愛妻観察日記(裏) 夫が私を好きすぎる!

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書籍紹介

「今日もうちの奥さんは可愛い、本当に可愛い、最高に可愛い」

結婚半年の香奈と亮。
「いっぱい気持ちよくしてあげる」
胸の頂きを吸われ、濡れた秘裂を優しくなぞり上げられる。
一番感じる奥まで刺激され、たちまち快感の波に襲われて。
昼夜愛されて幸せだけど、彼はHの時に達していないみたい?
私に問題があるのかな……。不安のなか、見つけた夫の絵日記。
そこには緊縛姿の妄想上の香奈が――!?
新婚夫婦の赤裸々(?)ラブコメ!

ジャンル:
現代
キャラ属性:
インテリ
シチュエーション:
新婚 | 甘々・溺愛 | SM・監禁・調教
登場人物紹介

夏川亮(なつかわりょう)

デザイン事務所を経営する敏腕デザイナー。仕事で知り合った香奈に一目惚れし、結婚する。妻が大好き……なのだが、誰にも言えない妄想をこじらせていて!?

夏川香奈(なつかわかな)

明るく元気な主婦兼絵本作家。亮が初めての相手だが、特に不満もなく夫が大好き、だったが……!?

立ち読み


 1 夏川亮(28歳 グラフィックデザイナー)

「日記をつけようと思うんだよね。朝顔の、観察日記」
 香奈が真面目な顔で言った。
 六月になったばかりの水曜のことだ。
 栗色のくるくるした髪が、肩の上でくるくると踊っている。
 今日は少し風が強い。潮の匂いと土の匂いが混ざっている。
 僕らはベランダにいて、いつものようにコンテナで育てている野菜たちの様子を見ていた。コンテナは、大小さまざまなサイズで、ワイドスパンのベランダの端から端まである。
「小学生の、夏休みの宿題みたいだ」
 僕は言った。
 実際、やらされた記憶がある。たしか、一年生のときだったか。
「私のときは、夏休みに入る一か月前に種をまいたんだよ。それで理科の授業のたびにどのくらい育ったか観察日記を書かされたんだけど、私の鉢だけ、芽が出なかったんだ」
「じゃあずっと、土の絵を描いていたわけだ」
 それはラクそうだなと思ったが、口には出さない。
「しょうがないから、途中から先生が予備で育ててた朝顔の絵を描かされたの。あの悔しさはいまでも忘れられないね」
「それで、リベンジしたいと」
「そうそう」
 さすが亮ちゃん、わかってるぅ、などと言われてしまったが、僕には正直、香奈の悔しさがそこまでわかっていなかった。
「そこで用意したのが、こちらの鉢です」
 お料理番組風に、植木鉢が出てきた。
 香奈は指先で朝顔の種を大事そうに摘まみ、少し間を空けて、二か所にまいた。
 それから一度家のなかに入ったかと思うと、表紙に「えにっき」と書かれたノートと色鉛筆を取ってきた。
「本格的だ」
「本気だからね」
「今度は咲くよ」
「当然」
 くしゃ、という感じで、香奈が笑う。
 僕は香奈の笑った顔が好きだ。
「私には幸いの猫がついてるもん」
 そこは幸いの夫と言ってもらいたいところだが、異議は唱えないでおく。
 まだ真っ平らな土しかない鉢の前にしゃがみ、香奈は真剣な顔で日記を書きはじめた。

  6月1日(水) 天気 晴れ 
   2粒ずつ2か所に、発芽処理済みの種をまいた。
   覆土1センチ。
   咲きますように。

 一緒にしゃがんだままでいると腰が痛くなってしまいそうだったので、僕は立ち上がって背中を反らした。
 三十階建てのこのマンションでは、十階にある僕らの部屋は低い方だが、目の前は海なので見晴らしがいい。時折、船着き場から出た船が、通っていくのが見える。
 香奈と結婚して、一か月。
 もともと僕の家だったこの部屋は、ずいぶんと変わった。
 ただ広いだけでなにもなかったベランダには、今日増えた朝顔の鉢以外にも、トマトやキュウリ、枝豆などいろんな野菜を育てているコンテナがたくさん並んでいる。
 家のなかも変わった。
 ものが増えたし、色も増えた。
 ヴィンテージのソファには、香奈が作ったパッチワークキルトのソファカバーがかけられ、無垢のヘリンボーンの床には、ギャッベのカーペットが敷かれた。
 香奈は育っていくものと、可愛いものが好きなのだ。
 住人も増えた。
 いまはキャットタワーの上で眠っている、ブルーアイの白猫だ。フッフールという名のその雄猫は、右の前足を少し引きずっているのだが、不自由をほとんど感じさせないくらい上手にあちこち登る。
 もともと捨て猫だったフッフールを、香奈は「幸いの猫」と呼んで溺愛している。彼を拾った日にかかってきた電話で、香奈の絵本作家になりたいという夢が叶ったからだ。
 香奈と結婚して、僕の生活は、ずいぶんと変わった。
 人を雇ってデザイン事務所を経営している僕は、結婚前は事務所にこもりがちで、ここにはほとんど寝に帰るだけだった。いまはリモートワークを増やせるだけ増やし、どちらかというと事務所に行く日の方が少なくなった。
 三食を香奈と共に食べ、一日八時間仕事部屋で仕事に励み、夕食を摂ったらもう働かない。
 それでも十分に仕事は回っている。なにをあんなに忙しがっていたのだろうと、いまは不思議に思う。
 香奈は、夢中になって日記をつけている。
 それを見ていると、僕は羨ましいような、仲間に入りたいような、そんな気分になった。
「……俺もつけようかな、観察日記」
「いいね。なににする? トマト? キュウリ?」
 それもいいが、野菜たちを育てているのは、主に香奈だ。
 僕がそれを観察して日記に記すのは、横取りするみたいで、なんだか違う気がした。
 だから、こう言ったのだ。
「──奥さん」
「えっ」
 香奈が驚いて、目を見開く。
 大きな瞳が、ころんと落ちてしまいそうだ。
「俺の奥さんの観察日記を書こうと思う」
 口に出してみると、それはとてもいい考えのように思われた。
「ちょ、ちょっと待って、ええと……化粧直してくるからっ」
 途端に慌てはじめるうちの奥さんは、本当に可愛い。

 香奈と僕が出会ったのは、二年前のことだった。
 僕が審査員のひとりを務めたある絵本のコンテストで、当時美術の専門学校生だった香奈が、大賞を取ったのだ。
 授賞式に現れた香奈を見て、僕は一目惚れという現象がこの世に本当に存在することを知った。
 世間一般から見て香奈の容姿が特別優れているかどうかは、僕は知らない。
 興味もない。
 ただ僕には、大勢のなかにいても、香奈だけがピカピカと光っているように見えた。
 香奈は頬が丸く、目がキラキラしていて、僕より二十センチ以上背が低い。
 美人というよりは、愛くるしいタイプだ。
 本人だけでなく、描く絵もよかった。繊細なタッチと遊び心のある色遣いに、僕は魅了された。出版社に頼み込んで、香奈のデビュー作になる絵本のブックデザインをやらせてもらったほどだ。
 堅苦しい授賞式が終わったら香奈にさりげなく声をかけようと、僕はドキドキしながら待っていた。それなのに、香奈は周囲の出版関係者に自分を売り込もうとするでもなく、終わった瞬間サッサと帰ろうとするものだから、かなり焦った。
 聞けば、拾ったばかりのまだまともに目も開いていないような子猫の世話を友人に頼んできてしまったので、すぐに帰らなくてはいけないのだという。
 僕は急いで香奈に名刺を渡した。
 その後、装丁を手がけたこともあって、僕らはたまに会うようになった。
 専門学校を卒業したあと、香奈は半年に一度くらいのペースで、絵本を出版するようになった。当然それだけでひとり暮らしの生計はたたず、飲食店でのアルバイトもずっと続けていたが。
 お互い忙しい日々の合間に逢瀬を重ね、交際へは一年かけてゆっくりと発展した。
 付き合いだしてからさらに一年ほど経ったこの五月に、僕たちは籍を入れ、いまに至る。

 2 夏川香奈(23歳 絵本作家)

 大きな木のボウルに、ベビーリーフやミニトマトをどっさり入れてカリカリに焼いたベーコンを散らしたサラダは、我が家の定番だ。ドレッシングは、チーズ系が合う。
 ベビーリーフはすべて、ベランダのコンテナから収穫している。
 ルッコラやリーフレタス、クレソンに水菜など、みんな採れたてで新鮮そのものだ。
 亮ちゃんは、好き嫌いがない。
 というより、食事にこだわりがない。
 知識もちょっと、いやかなり怪しい。なにせ、私と結婚するまで「ベビーリーフ」という野菜があるのだと思っていたくらいだ。
 仕事に厳しく、気難しいと周囲からは思われている亮ちゃんのそんな一面を知っているのが自分だけだと思うと、悪くない気分だった。
「亮ちゃん、レタスとキャベツは区別つくの?」
 隣でベーコンをカリカリにさせる作業をしている亮ちゃんに尋ねる。
「さすがにわかる」
 ムッとしたりはせず、生真面目に答えてくれる。
 優しい。
 大好き。
「小松菜とほうれん草は?」
「……、わかるよ」
 ちょっと間があったような気がするが、気付かなかったことにする。
「じゃあ、ミニトマトとプチトマト」
「わか……えっ、違うのかっ?」
 目を白黒させてサラダのなかのトマトを凝視する亮ちゃんを見て、私は笑う。
 ちなみにプチトマトはミニトマトの品種のひとつで、ベランダでも育てやすいと大ブームになったが、その後に現れたもっと糖度が高くて美味しい品種に押され、いまはもう売っていない。
 この日のメインは、焼き豚にした。
 塊で買った豚肩ロース肉を、きちんとした形になるよう、グッグッと手に力を入れながらタコ糸で縛っていく。巻いてあるのを買ってきてもいいが、私はこの作業がけっこう好きなのだ。
 ふと視線を感じて横を見ると、亮ちゃんが熱心に私の手元を見ていた。
「焼き豚、楽しみ?」
「楽しみ」
 ノータイムで答えが返ってきた。
 食に関心が薄めな亮ちゃんにしては珍しい。
 そんなに好きだったとは知らなかった。たまに作ってあげることにしよう。
 ぎっちり縛り上げた豚肉をフライパンに入れ、強めの中火で焼く。全体に焼き色がついたら、あとは煮汁に入れて弱火で放っておくだけだ。簡単なのに美味しいのが最高だ。
「……ニャー」
 私の手が空いたのを察したかのように、足元にスリッとフッフールがやってくる。
「なあに? 遊びたいの?」
 私はフッフールを抱き上げて、リビングの隅にあるおもちゃ箱のところへ行った。

  6月1日(水)
   今日、香奈は、フッフールの両脇に手を入れて持ち上げ、「長ーい」と喜んでいた。
   今日だけではないが。フッフールは本当に長い。
   まるで彼の名前の由来である、幸いの竜のようだ。

 3 夏川香奈

 つるりと裸に剥かれてベッドに横たわった私の乳房を、パジャマを着たままの亮ちゃんが両手でたぷたぷと寄せては上げている。
 真顔で。
 亮ちゃんは、顔を見た人がちょっとびっくりするくらいかっこいい。
 パーツの配置が完璧すぎて、黙っていると怖いくらいだ。たぶん、眉毛の角度が少しキツイのもあるんだと思う。
 そんな彼が、一心不乱に、私のおっぱいをいじっている。
 真顔で。
 私と出会った頃は、まだ絶賛売り出し中という感じだった亮ちゃんだが、いまでは押しも押されもせぬ人気グラフィックデザイナーだ。 
 亮ちゃんは仕事に厳しい人だと、周囲からは思われている。実際自分の仕事には妥協しない人なのだけれど、この顔が亮ちゃんを実物よりだいぶ気難しく見せているところはあると私は思っている。
「ん……」
 痛みを感じそうなギリギリのところまでぎゅーっと握ってみたり、1センチ刻みで場所を変えて上から押してみたり。
 愛撫というよりは、乳がんが疑われるしこりがないか、丁寧に探しているような触り方だ。
 亮ちゃんの手の動きに合わせて歪む乳房は、餅みたいに見えた。これ以上押し潰されたら、なかからあんこがはみ出てきそうだ。
「亮ちゃん、楽しい?」
 亮ちゃんの硬くて短い前髪に触れながら尋ねた。
「楽しい」
「私のおっぱい好き?」
「好き」
 はむっと右の乳房を口に含まれ、ビクッと背中が震えてしまった。
 そのまま、はむはむと唇で乳房を食み、至近距離から左の乳房をガン見している。
 指を横にして、左の乳房に食い込ませ、もとに戻す。まるで線が残らないか試しているみたいだ。
 粘土でもいじっているような気分なんだろうか?
 私はこねられ、作り変えられ、亮ちゃんの作品となった自分のおっぱいを想像した。
「んふっ」
 つい笑ってしまい、亮ちゃんが目だけで私の顔を見る。
「そろそろ真面目にやる」
 亮ちゃんの指先が、乳房の外側をそっと刷く。
「あっ……」
 さらにチュウッと乳首を吸い上げられ、私はたちまち余裕をなくした。
 亮ちゃんは、とても器用だ。
 絵は上手いし、字も綺麗だし、私の触り方も、どこをどんなふうに触ればどう反応するのか、すぐに覚えた。
 時折コリッと乳首を指先で転がされながら、乳房を持ち上げるように揉まれ、頭のなかがふわふわしてくる。
 亮ちゃんは私に触れるとき、だいたい私の顔をじっと見てくる。
 感じているか確認したいのだろうけれど、恥ずかしいから正直やめて欲しい。
「亮ちゃん……」
 脚に当たっている硬いものに手を伸ばした。
 自分だけ感じさせられているのが、不公平に思えたのだ。
 でも触れる前に、まあまあいいから、という感じで、手を掴まれ、亮ちゃんの肩の方に持っていかれてしまった。
 いつもそうだ。
 亮ちゃんは私を気持ちよくすることには熱心だけれど、自分が気持ちよくなることにはあまり関心がないように見える。
 私は亮ちゃんとしか経験がないまま結婚してしまったから、他の男のひとを知らない。
 でも、友達に聞いてみた感じだと、こういうひとはけっこう珍しいみたいだ。
 亮ちゃんの手が、胸を滑り、お腹を撫で、脚の間に入っていく。
 亮ちゃんに触られるのが好きだ。
「大事だ」って、手で言われている感じがする。
 太股を撫で上げられるのが気持ちいい。
 繰り返され、じわりと体温が上がっていく。
 ぬるめの温泉に浸かっているような気分でいたら、そっと割れ目に指が入ってきた。
「あっ……」
 くちゅっ、と音が立つくらい、そこはもう濡れていた。
 恥ずかしい。
 けどもっと触って欲しい。
 私のそんな気持ちがわかっているみたいに、亮ちゃんはゆっくりと指先を滑らせる。わざともっと音が立つような触り方をしたり、言葉でからかってきたりは絶対にしない。
 亮ちゃんの、私より少しだけ硬い指先が、割れ目の端から端までを何度も行き来する。
「んんっ……はっ、あぁっ……」
 私は次第に声が出るのを我慢できなくなる。
 じっとしていることもできない。足で何度もシーツを蹴ってしまう。
 肉芽をそっと引っ掻くような動きをされ、背中に電気が走った。
 蜜液にまみれた指が二本、今度は私のなかに入ってくる。緩く出し入れし、なかの具合を確かめているような動きだ。
 それだけでなく、親指で肉芽もぐりぐりと潰してくるものだから、私はいよいよ耐えられなくなってきた。
 このままでは、イッてしまいそうだ。
 それもいいけれど、そろそろ亮ちゃんが欲しかった。
「あっ……待って、もうっ……」
 入れて、とハッキリねだるのは、まだ難しい。
 それでもわかってくれて、亮ちゃんは私の股から手を抜いた。
 それからパジャマとボクサーパンツを脱いで、ベッドの横にある引き出しからコンドームを取り出した。
 手早くゴムを装着した亮ちゃんが、私の脚の間に入ってくる。
「亮ちゃん」
 私は彼の首に腕を回した。
「香奈」
 熱くて硬いものが、私の中心に押し付けられた。
 亮ちゃんがグッと腰に力を入れる。彼が入ってくる瞬間は、いまでも少し緊張する。もう痛みなんて全然ないのに。
 閉じていたところが、開かれていく感覚。
 自分のなかに、自分じゃないひとの一部が入ってくるって、何度もセックスしたいまでも、なんだか不思議だ。
 自分でも触れたことのない、奥の方まで、亮ちゃんのものが入ってくる。
 体の内側が、全部亮ちゃんでいっぱいになったみたいだ。たまらなくなって、私は両手と両脚で亮ちゃんにぎゅっとしがみついた。
「香奈、動きづらいよ」
 フフッ、と亮ちゃんが笑った気配がした。
「動かなくてもいいよ、ずっとこのままでいたい」
 そうしたら、ひとつの生き物になれるだろうか。
「……それはちょっと、難しいかな」
 亮ちゃんが深く埋め込んだまま、私をあやすように腰を揺らす。
 小舟に乗って、波に揺られているみたいだ。
 気持ちいい波だった。
 繋がったところから、じんわりと快楽が全身へ広がっていき、もっと強い刺激が欲しくなってくる。
「やっぱり、動いて」
 我ながら勝手だと思うけれど、亮ちゃんは怒らない。
「いいよ」
 少しだけ微笑んで言って、私のなかを力強く出入りしはじめる。
 ググッと入ってこられると満たされた気分になり、ズルッと出ていかれるとすぐまた入れてもらいたくなる。
 体の芯をぐいぐい揺さぶられ、ああ、私は亮ちゃんのものなんだと思う。
「あ、ああっ、はああっ」
 甘ったれた喘ぎ声が、突かれるたびに口から飛び出てしまう。
 恥ずかしいけれど、気持ちよくてたまらなかった。
 亮ちゃんは、セックス中、私みたいに声を上げたりしない。
 それは当たり前のことなのかもしれないけれど、亮ちゃんもちゃんと気持ちよくなっているのかなとたまに思う。
「んっ、んああっ」
 亮ちゃんが、大きく開いた太股を抱え直してきた。なかのものの角度が変わり、グリッと弱いところを捏ねられ、背中が跳ねた。
「ここ、好き?」
「あぁ、好きぃ……」
 正直に答えると、ご褒美とばかりに同じところを何度も突いてくれた。
 私は目をつぶって感じ入った。
 下半身がとろとろと溶けていくみたいに、気持ちがいい。亮ちゃんと一緒に溶けて、私は水飴になる。
 亮ちゃんの動きは、徐々に大きくなっていった。それに比例して、私の喘ぎも大きくなる。
「あっ、だめ、わけわかんなくなっちゃうっ」
 弱いところをトントンと一定のリズムで強めに突かれ、腰が砕けそうなほどの快感が私を襲った。
 これ以上続けられたら、なにを口走ってしまうかわからない。
 私はずり上がろうとしたが、肩の上に手を置かれてしまい、逃げられなくなった。
「いいよ、わけわかんなくなっちゃって」
 亮ちゃんは優しい声で言って、私の弱いところを責め続ける。
 私は馬鹿みたいに「だめだめ」と言いながらポロポロと涙をこぼし、亮ちゃんにしがみついた。切ない疼きが、腰の奥から背中を駆け上がっていく。
「香奈、可愛い」
 涙や鼻水で、きっとひどい顔をしているだろうに、本当に愛おしそうに言ってくれるから、たまらない気持ちになる。
 ググッと勝手に背中がシーツから浮き、あそこがキュンと締まる。
「亮ちゃんっ……私、もうっ……」
 目の前で、パチパチッと白い火花が散った。
 多幸感で、体のなかがいっぱいになる。
 硬直した私の体を強く抱き締め、亮ちゃんは私が絶頂から下りてくるまで、ずっと髪を撫でてくれていた。

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