過保護なオオカミ男子の溺愛プロデュース
大人のミダラを教えられて、こんなにキレイになりました

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- 本販売日:
- 2017/10/04
- 電子書籍販売日:
- 2017/10/04
- ISBN:
- 978-4-8296-8317-0
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彼の過保護な愛がわたしをキレイにする!
「俺がいい女にしてやる」美波は辣腕マネージャーの晃雅に唇を奪われ……。「おまえはもっとかわいくなれる」熱を孕んだ視線で射貫かれ、すべてを捧げたくなってしまう。男らしい手で胸を弄られ、甘い痺れが止まらない。彼のために有名アイドルになりたい――。魔法をかけられたように淫らなご褒美を待ち望んで!? ハイスペック男子に磨かれて、夢がかなう極上の恋!

五十嵐晃雅(いがらしこうが)
名門大学出身でアメリカに渡り本場のエンターテインメントを学んだ。美波の新しいマネージャーとなる。口は悪いが、実は優しい。

浅岡美波(あさおかみなみ)
晃雅の双子の弟で俳優のコウに憧れ、ずっと夢だったアイドル活動を続けているが、昼は派遣社員として働いている。最初は晃雅に反発するが、徐々に素直になり……。
「いいか? ちゃんと自分の目で見てろ。おまえがどんなに色気のある反応ができるか、今から俺が教えてやる」
わたしを後ろから抱き込んだ五十嵐さんと、鏡越しに目が合った。その目は、ここ数日見てきた優秀なビジネスマンの目ではなく──小動物を前にした、肉食の獣のそれだ。
「い……五十嵐、さん……?」
おだやかでない空気に息を呑むと、こくり、と小さく喉が鳴る。
すると彼は、くちびるの端を歪めるように吊り上げて、艶やかに低く笑った。
「緊張してんのか。おまえから煽ってきたわりには、かわいいな」
「煽って……?」
「あれで誘ってないとでも言うつもりか? あれをやったのが俺以外の男にだったら、おまえは今ごろ、立派に男を知ってるよ」
「そ……そんな、……ッ!」
そんなつもりはありません、という言葉は、彼の手に遮られた。胸を覆う黄色いビキニのトップを、ぐいと押し上げられたのだ。
白い胸のふくらみが、ほろりとまろび出てしまう。
「やっ……な、なにす……」
「なにするんだ、って? 自分に色気がないんじゃないかって、疑ってんだろ? おまえも芸能人の端くれなら、ちゃんと自分がどう見えるかくらい、理解しとけ」
「あ、んっ……!」
五十嵐さんの腕から抜け出そうとして、わたしは精いっぱい身をよじる。
けれど、予想以上に力強い腕は、それを許してくれなかった。こちらの頤を捕らえた手に、鏡のほうを向かされてしまう。
「ほら、見てろって言ったろ? 自分がどうなってるのか、言ってみろよ」
耳もとでささやかれると、艶めいた声の振動が、わたしの脳を直接揺らした。ぞくぞくと肌があわ立つような感覚が背すじを伝う。
その隙に、ビキニからこぼれ出たふくらみを、背後から大きな手に包み込まれた。
「……、ン……っ」
鏡の前にいるせいで、やわらかなそこに男らしく骨ばった指が食い込んでいくのが、隠しようもなく見えている。
今までは、異性の目に晒したことすらない場所だ。
そこをいいように揉み回されて、羞恥にさっと肌が染まる。
「や……やだっ……」
「やだ、じゃねえよ、自分が言い出したんだろうが。男を煽るとどんなことになるか、このあたりで思い知っとけよ」
わたしを抱く腕にぎゅっと一度力をこめたかと思うと、彼はむき出しのわたしの肩に、くちびるを押しつけた。肌にはじめて感じるくちびるの感触に、頭の中にぼんやりと霞がかかったように、思考がおぼつかなくなっていく。
──五十嵐さんのくちびる、熱い……。
ほうっと小さく息をこぼすと、鏡の中にいる自分が、とろんと目もとをとろけさせた。
その官能的な表情に、身体の奥が甘く疼く。
「──ああ、いい顔もできるんだな。安心しろ、最後まではしねえよ。いい子だから、素直に感じて、ちゃんと自分がどうなるか見とけ」
「ん、ッ……!」
なにを言われているのか理解するよりも先に、胸の頂を彼の指が掠めていた。摘まむようにしてくりくりと刺激され、電流のように身体を疾る感覚に声を上げる。
「あっ……あ、あぁっ……」
与えられた刺激から逃げようと、身体がびくんと反り返った。その背中は、背後にいてわたしに刺激を与える張本人、五十嵐さんに受け止められる。
「ほら──色気を身につける方法、知りたいんだろ? 自分の身体が、どんなふうにされたらどうなるのか、じっくり見て覚えろよ」
「ん、やっ、……あ、ああっ……!」
彼は鏡越しに意地の悪い笑みを浮かべ、胸の色づきを捏ねはじめた。
敏感なところを、指の腹でこすっては押し込むように均される。やがてそこはぽってりと弾力を持ちはじめ、しまいには芯を持って勃ち上がってしまった。
胸のあたりには、淡い痺れのような感覚が広がっている。
むずむずするような、味わったことのない感覚だ。これを快感と呼ぶのだろうか。漏れる吐息が、自分のものではないように甘ったるい。
「や、やだっ……こんなの……」
自分の身体が、こんなふうに淫らに色づいてしまうことが信じられなかった。
できるなら目を背けたいのに、鏡に向かわされている今の状況では、自分の変化をつぶさに見せつけられてしまう。
「嫌じゃないだろ? なあ……こうやって好きでもない男に触られてるのに、おまえの身体は感じてる。見ろよ、一生懸命で素直な顔、かわいいだろ?」
長い指が、わたしのくちびるをつうっとなぞる。
指先にそっとくちびるを開かれると、わたしの内側に彼が触れた。中へと入り込まれる感覚に、婀娜やかなふるえがうなじを走る。
「っふ、う……」
「ああ──おまえの中、熱いな。とろけてて、やわらかい……」
指が口腔の深いところまで押し込まれると、いけないことをしているのだという背徳的な感覚が燃え上がった。
指先は、わたしの舌を捕らえてさすり、上顎を撫で、歯列をなぞって、ちゅぱっと水音を立て引き抜かれる。
「あ……、はあっ……」
「じょうずに咥えられたな。健気でかわいいじゃねえか、ご褒美だ」
濡れたままの指で胸のふくらみを揉み上げ、彼はその先の果実を摘まんだ。
口蜜でぬめる指先で、凝るところを弄ばれる。
「は……あっ……」
触れられるたびに肌に広がる感覚は、もどかしいような焦燥感をともなって、身体の奥まで響いていた。たまらず首を振って身悶えても、彼の腕は解けない。身体を内側から炙られているように、奥からなにかがとろけ出す。
「あ、んっ、あぁ……い、いや……」
逃げようとするとより強く抱き込まれ、指先に与えられる刺激も大きくなった。いっそう強くなる快楽に、鏡の中で喘ぐ自分は、ほんのり肌を上気させている。
「いい子だ、素直に感じてるな」
「や、やだっ……感じてなんか、っあぁ……」
「そうか? それなら、嫌がってるかどうか、たしかめてみるか」
「……っく、あっ……!」
胸を揉む片手の動きを休めることなく、五十嵐さんはもう一方の手でわたしのウエストを撫で下ろした。
大きな熱い手のひらが、味わうようにくびれた腰のラインをたどり、水着のスカートの中に入り込む。とっさに閉じようとした脚を咎めるように、胸にある手が先端の敏感な部分をつねり上げた。

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