おじさま教授の甘く執拗な蜜愛

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- 本販売日:
- 2017/02/03
- 電子書籍販売日:
- 2017/02/03
- ISBN:
- 978-4-8296-8291-3
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インテリ男子の甘い大人な誘惑
「君が魅力的すぎて離したくなくなる」振られてばかりの結花を優しく慰めてくれた大学時代の教授・瑞保。「今日は帰さない」と荒々しいキスで翻弄してきて――。巧みな愛撫で攻められ、身体の疼きが止まらない。彼の熱を体内に感じれば、我を忘れるほど乱れてしまう。愛される悦びを知るたび、心と身体は彼を欲して溺れてゆく。大人の男が放つ魅力に甘く蕩ける蜜約恋愛!

高科瑞保(たかしなみずほ)
結花の大学時代のサークル顧問の教授。飄々とした雰囲気でつかみどころがない。結花に自分と付き合うことを提案する。

星崎結花(ほしざきゆか)
いつも振られてばかりいる恋愛下手のOL。瑞保と再会し、自信を取り戻すべく彼と付き合うことに。
結花はまるで、金縛りにあってしまったかのように動けなかった。
「───最初は、君がつまらなくなんかないし、どれだけ魅力的か、ちゃんと教えてあげる」
「っ……た、高科先生……!」
「言ったでしょう? 逃がしてあげられないって。今日は、帰してあげない」
「ん、ぅ……っ」
再びキスで唇を塞がれて、性急に押し開かれた。舌を搦め捕られて、嬲るように擦り付けられる。ただそれだけで身体がビクリと跳ねて、その反応に瑞保のキスは一層激しくなった。
絡んでいた舌に歯を立てられ、震える身体を宥めるように撫でられる。
舌が離れた次の瞬間には唇を食まれ、指先が耳を擽った。
触れるか触れないかのところで、掠めては離れていくその指先の僅かな熱を感じ取った肌は、カッと一気に熱を持ったかのように熱くなった。
「……ひ、……ぁ、ん、ふ……っ」
「結花……可愛い……」
キスを解いた瑞保の唇が、結花の耳元に近づいて、甘い声で囁いた。
彼の舌が耳朶をなぞり、ゆっくりと耳孔に入り込んでいく。耳の中に直接響くその淫らな水音に、結花の身体は小さく震えた。
彼の掌が結花の頬を撫で、首筋を滑り、彼女の服の上から胸の膨らみを覆う。指先でそっと、まるで壊れ物を扱うかのような優しい手つきで形を変えられ、掌全体を使って揉みしだかれる。
身体を走るのは、もどかしいような、それでいて微かな心地よさを覚えるような感覚だ。甘く痺れるような刺激に結花は耐えきれず身を捩ってしまう。
もっとも、結花の身体はまだ瑞保の膝の上で、思ったように動けるわけじゃない。
そのもどかしい感覚から逃れられず、だが受け止めることもできないまま、か細く震える結花の姿に、瑞保は小さく笑いをこぼした。
「……じれったい?」
「……っ……そ、そんなわけじゃ……っ」
「そう? なら、もう少し、このままでもいい?」
からかいを含んだ声が耳を擽っている。その言葉に素直な感情を吐露するのは悔しいと思うのに、結花の身体はその先を望んでしまっている。
どこか嬉しそうに笑っている瑞保の顔が憎たらしい。結花の心臓は鼓動を速めていくせいで、少し息苦しかった。
こうなることを望んでいたのに、そう望んだ時とは、心情は明らかに違っていた。
直前に、瑞保から言われた言葉に対する混乱もある。だが、それ以上にキスだけで熱くなってしまったこの身体を、どうにかして欲しいという本能が、確かにあった。
結花は瑞保の首に腕を回して、その耳元に唇を寄せた。
「……べ、……ベッド、行きたい……っ」
「……うん。なら、移動しようか」
彼の甘い声色に、頭がクラクラした。
ぐっと身体を持ち上げられ、難なく立ち上がった彼に驚いて、慌ててぎゅっと腕に力を込めて抱きついた。瑞保は結花を腕に抱いたままベッドに移動した。
彼は結花をその上に下ろす時も優しく、怖がらないようにと気を遣ってくれたのだろう。首に回していた腕をゆっくりと解かれて、彼にまた唇を塞がれた。
彼は結花の唇を吸うように、何度も何度も触れるだけのキスを繰り返しながら、ベッドの上に膝立ちで上って来る。
肩に手を置かれ、服越しに伝わる温もりに心臓が否応なく高鳴っていく。
そっと押され、ベッドに押し倒された結花の身体を、瑞保が上から見下ろすように跨いだ。
「……僕と付き合うかどうか、明日の朝にでも決めてくれたらいいよ」
それは恐らく、明日の朝まで帰さないという瑞保の宣言なのだろう。
結花はその言葉に何も返せなかったが、彼も結花の返事を待つつもりはないらしい。
すぐに再開した口づけの雨に、結花はあっという間に囚われた。
彼の指先が首筋を撫でて、鎖骨を確かめるように撫でていく。結花の身体を撫でた掌はそのまま腰を通り過ぎ、彼女の太ももに当てられる。
ゆっくりと、艶めかしく、彼の指先が肌の上を掠めていく。結花は思わず膝を立ててしまっていた。
瑞保はその瞬間、彼女の足の間に自分のそれを滑り込ませ、結花が足を閉じて逃げることを封じた。
だが結花はそのことに気がつく余裕はなく、彼のキスに翻弄されるがままだ。太ももを撫でていた掌が腰に流れ、着ているセーターの裾から中に入り込んだことさえ、胸の膨らみを下着ごと揉みしだかれるまで気がつかなかった。
「……ん、……ぁ、……は……っ」
「……感じてる顔、すごく可愛い。肌も、触ってるだけで気持ちいい」
「ぁ、……や……っ」
「恥ずかしいなら目を閉じていなさい。その分、僕が君の顔を見つめてられるから」
情事の間にそんなふうに優しく、どこか甘美な色を残した囁きをされたことはない。
初めて言葉で告げられる褒め言葉がたまらなく恥ずかしくて、だが、だからといってこのまま、瞼を閉じてもいいのかどうかがわからない。
戸惑う色を瞳に浮かべた結花に、瑞保は額にキスを落とした。
「……それとも、君のこと欲しがって欲情してる僕のこと、見てる方が安心する?」
「っ……先生! いつもと違いすぎます!」
「……変なこと言うね。違うのは当たり前でしょう? 今の僕は大学の教授じゃなくて、君のことを口説いてる、ただの男だよ」
顔が、沸騰しそうなほど熱くなって、言葉が紡げない。
動揺し混乱して声を失った結花に、瑞保は楽しげに笑う。
おしゃべりをやめ、結花に快感を与えることに集中し始めたその人は、彼女の首筋に唇を押し当て、舌で肌を嬲ると同時に、胸を覆っていたその布を、指先で器用にずらして、直接その膨らみを揉み始めた。
「……んっ……は……っ」
吐き出した自分の息がとても熱い。漏れる声も、今までに聞いたことがないほど艶を含んでいて、頭のどこかで、どうして自分がこれほど興奮しているのだろうと考えてしまっている。
肌に口づけを落としている瑞保の唇が、ゆっくりとその位置をずらして、鎖骨に強く吸い付いた時、背中を甘く痺れる感覚が駆け抜けた。

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