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身代わりお嬢様は甘く淫らに守られる
知的なボディガードとイケナイ恋

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書籍紹介

寡黙なボディガードの強引なハグにキュン

お嬢様の友人に代理お見合いを頼まれた亜矢。目的は破談。必死にワガママお嬢様のフリをするも、ボディガードの海里にバレてしまう。それでも真摯に守ってくれる逞しい彼に想いは募る。看病してもらった日、不意打ちにキスされて!? 「抱きしめてもいいですか」強い抱擁に体が熱くなる。その先を期待していると、「もうお嬢様扱いはしない」――抑えていた愛は止まらない。

ジャンル:
現代
キャラ属性:
クール
シチュエーション:
玉の輿・身分差 | 年の差 | 甘々・溺愛 | 媚薬
登場人物紹介

本郷海里(ほんごうかいり)

34歳。寡黙な警備会社社長。細身ながら逞しい身体の持ち主。身分を隠して、亜矢のボディガードに就く。

西野亜矢(にしのあや)

22歳。大学生。お嬢様の友人・久遠寺彩に頼まれ、本人になりすまして見合いに出席する。海里に守られているうちに……。

立ち読み

「お嬢さま、車をいったん停めましょうか」
 運転席に座り、ハンドルを握る海里がミラー越しに問いかけてくる。いつもと変わらない低い声。その声が、今夜は腰に甘く響く気がした。
「い、いえ、だいじょうぶ……です……」
 かろうじて声を絞り出すものの、まったくだいじょうぶではないのが自分でもわかってしまう。
 白石は、いったい何を飲ませたのか。
 ──普通のカクテルで、こんなふうになることがあるのかな。
 常日頃、亜矢はアルコール類を口にすることが少ない。昨年十月にゼミのキックオフ飲み会でビールをグラス一杯飲んだのは覚えているが、あのときは体が火照ることなんてなかった。
 体が、火照る。
 その言葉に、自分の状態を再認識する。
 そう。
 亜矢の体は、何かを求めて火照っていた。
 恋愛経験もなければ、当然ながら男性経験もない。そんな亜矢でもわかるほどに、脚の間が甘く濡れている。ともすれば月のものが来たのではないかと勘違いしそうな感覚だが、そういう場合に感じるのは疼きではなく痛みのほうが多いものだ。
 では、今の自分はいったい何を求めているのか。
 くっと奥歯を噛みしめて、亜矢は目を閉じる。体の声に耳を澄ませると、何も受け入れたことのないはずの隘路がせつなげに収斂するのを感じた。
 何かを食いしめるように。
 何かを飲み込むように。
 あるいは、何かを搾り取るように。
 亜矢の体は、空白を埋める存在を欲して淫らに濡れていく。
 海里が助けてくれなかったら、どうなっていたのだろう。そう考えたとたん、首のうしろに怖気が走る。
 爬虫類を思わせる白石が、メガネの奥の細い目を光らせて自分を組み敷く姿を想像してしまったのだ。
 あの男に、大切なものを奪われずに済んでよかった。もし海里が助けに来てくれなかったなら、きっと自分は抵抗することもできずに──
「お嬢さま」
 不意に、運転席ではなく隣席から聞こえてきた声で亜矢は目を開けた。
 気がつけば、車は停まっている。窓の外に、月明かりでぼんやりと木々が影を落としていた。
「あ、逢坂さん……?」
 海里は運転席を降りて、助手席側から後部座席に乗り込んでいる。すぐ近くに彼の気配を感じて、亜矢は小さく息を吸った。
「息が苦しそうです。少し洋服を緩めてはいかがですか」
 車内だからか、あるいは夜の静寂のせいなのか、彼はいつもより吐息の分量の多い小さな声で話しかけてくる。
「いえ、ほんとうにだいじょうぶですから……っ」
 オーバーの襟元を右手できゅっとつかみ、亜矢は左手を顔の前で振ってみせた。
「ですが──」
 心配そうに伸ばされた海里の右手が、亜矢の指先にふっとかすめる。
 刹那。
「んっ……!」
 腰がびくんと跳ねた。反射的に、自分のものとは思えない悩ましげな声が漏れる。
 ──いけない……!
 今さら口を押さえても、もう遅い。察しのいい海里が、亜矢の反応を不審に思わないはずがなかった。
「……もしやとは思いますが、何か体に異常な感覚がありますか」
 先ほどよりいっそうひそめた声で、彼が静かに問いかけてくる。どこか聞きにくさを秘めているように感じるのは、亜矢の気持ちの問題だろうか。
 ──だけど、こんなこと言えない。体が熱くて、ひどく頼りなくて、誰かに強く抱きしめてもらいたいだなんて……
 力なく、首を横に振る。長い黒髪が肩のうえで揺れた。
「私は、お嬢さまのボディガードです。遠慮なく言ってください。おかしいところがありますね?」
 だからといって、海里はその程度で引き下がらない。重ねて亜矢に問いかけると、近すぎない程度に顔を寄せてくる。
「逢坂さ……、わ、わたし…………」
 涙膜に潤んだ瞳が、スーツを着ていてもわかるほど隆起した、彼の胸の筋肉に釘付けになった。
 ごくり、と息を呑む。
 この逞しい体に抱きしめられたら、今の不安とも焦燥とも言えない疼きは収まるのでは──
 そんな気持ちが、胸にこみ上げてくる。
「何か、してほしいことはありますか」
「……なんでも、いいんですか?」
 質問に質問で返しながら、亜矢はうつむいて唇を噛む。
 ──お願いだから、このまま車を走らせて。早くわたしをひとりにしてください……
 そう願う反面、海里に強く抱きしめられたい願望が消せないのだ。彼の白いワイシャツに顔をうずめ、男性らしい香りを思い切り吸い込みたい。
 今まで二十二年の人生において、異性の肌の香りを特別に意識したことはなかった。もちろん、海里と知り合ってからも同様だ。
 だが。
 今は、違う。全身の感覚が、普段とは違ってしまっている。
 わずかに香るのは、アフターシェーブローションか。それとも彼は香水の類をつけているのか。その香りを、もっと近くで知りたい。
「私にできることでしたら、なんでも」
 数秒の沈黙のあと。
 海里は、静かにそう答えた。
 彼の返答に、ぎりぎりのところで保っていた理性が音もなく崩れ去る。亜矢は、オーバーの襟元をつかむ手を放し、両腕を彼に向けて広げた。
 ──もう我慢できない。今すぐ、逢坂さんを感じたい……っ!!
「強く、抱きしめて……ください……」
 涙声になっていたのを、彼は気づいただろうか。
 躊躇することなく、海里が亜矢の体を抱き寄せる。

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