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暴君彼氏は初恋を逃がさない

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本価格:620(税抜)

電子書籍価格:--円(税抜)

  • 本販売日:
    2017/06/05
    ISBN:
    978-4-8296-8304-0
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書籍紹介

お前のすべてを奪いたい

高校生の頃から好きだった理鷹とまさかの再会をした陽乃。元警察官の娘と父の跡を継いで組織の長となった彼――好きになってはいけない人なのに、惹かれ合う想いに抗うなんてできない。「可愛い顔とエロい身体で、何人の男をたらしこんだんだ?」心の箍が外れ、貪るようなキスと愛撫で求めてくる理鷹に、陽乃は快感が止まらない。初恋がつなぐ甘くて切ない運命愛

ジャンル:
現代
キャラ属性:
クール
シチュエーション:
甘々・溺愛 | 幼馴染・初恋の人 | 玉の輿・身分差
登場人物紹介

氷崎理鷹(ひさきまさたか)

氷崎組組長。ずっとヤクザと継ぐことを嫌っていた父が亡くなり、4年前に組を継ぐことを決意。

入江陽乃(いりのひな)

警察官一家の娘。契約社員。氷崎には過去何度も失恋をしている。

立ち読み

 氷崎が立ち上がる気配がする。はっとした陽乃は寂しさに突き動かされるように振り返る。その刹那、暗い影に覆われるように背中から抱き締められた。
 ──……え?
 耳の後ろに唇が押し当てられる。大きな腕に抱きすくめられて身動きできない。熱っぽい唇が何度も耳やうなじに触れて、音を立てて口づける。
「ちょ……、」
 混乱している間に、氷崎の手が陽乃の両胸を包み込む。濡れたキスが首筋を這い、熱い唇が耳たぶを食む。ぞくぞくとした抗いがたい感覚が、触られてもいない腰のあたりから這い上がってくる。
「まっ……、や、……」
 浴衣の上から柔らかく胸を揉まれ、一気に体温が上昇した。身体の全部が氷崎の熱と香りに包まれている。目眩がして、もう姿勢を保つこともできなくなる。
「い……、いや……」
 浴衣はすぐに着崩れて、無骨な手がスリップ越しに両胸の丸みを包み込んだ。驚く間も抵抗する間もない。ただ否応なしに、彼が女慣れしていることを思い知らされる。
 そのまま柔らかさを確かめるように揉まれ、舌で首筋を舐められる。痺れるような官能の兆しに、陽乃はびくんっと身体を震わせた。
 ──やだ……、だめ……。
 氷崎の手が動く度に、胸がいやらしく形を変え、耳の近くから、舌と唇が立てる濡れた音が淫らに響く。
 首を横に振って逃げようとすると、肩に回された氷崎の手が、逃げる頬を抱くようにして上向かせた。
 彼の唇を間近で見ただけで、心臓を鷲掴みにされたような感じになる。一瞬で目の前が暗くなり、気がついた時には唇が重ねられていた。
「あ……」
 痛みを感じるほど、荒々しいキスだった。舌でこじ開けられるようにして、強引に開かされた唇の間に、ぬるりとした感触が入り込んでくる。
「ん……、っ」
 全身がびくんっと跳ねた。みるみるうちに身体が痺れて、頭の中が白くなる。
 ずっと忘れようとしていたあの夜の感覚が──麻薬に侵されていくような甘くて危険な感覚が、一瞬で理性を灼いて、指の先まで満ちていく。
 胸の奥がズキズキした。呼吸が速くなり、手足に力が入らない。
 氷崎の胸にぐったりと身体を預けると、彼のキスが少しだけ優しくなる。舌でぬるぬると口内を舐められ、唇の間をゆっくりと抜き差しされる。その間も、彼の両手は膨らみを包んで、淫らな手付きで愛撫し続けている。
「ん……、あん」
 自分の声の信じられない甘さに、火がついたように全身が熱くなった。
 想像するだけで恥ずかしいところを、彼の指が転がしたり撫でたりしている。その部分がじんじんと甘く痺れ、刺激されるだけで、びくっ、びくっと身体が震える。
 次第に、氷崎の呼吸が荒くなる。息もできないほど深く舌が入り込んできて、濡れた音を立てて口内を蹂躙する。まるで、嵐に翻弄される小舟のような心持ちだった。恐ろしささえ波間に消し飛び、深い場所に引きずり込まれる感覚に気が遠くなりそうになる。
「んっ……、ん……」
 互いの唾液が口の端から溢れ、喉を濡らした。
 浴衣が乱れるのも忘れて膝を立てた陽乃は、無意識に腿を擦り合わせた。はしたなく身体が波打ち、どうしてだか腿の付け根に力が入る。中心にある何かが甘い熱を帯びて、芯に詰まったものが、もうとろけだしそうになっている。
 荒い息を吐いて唇を離した氷崎が、動けなくなった陽乃の下唇を噛みながら囁いた。
「ヤクザなんかに嫉妬するなよ」
「ん……、し、……してない」
「嘘つけ。あんまり可愛いから、我慢してるこっちが馬鹿馬鹿しくなってきた」
「や……、」
 胸が灼けるように熱くなり、陽乃は何も言えなくなった。今の、なに? どういう意味? 私のこと可愛いって──今、本当に氷崎さんが言った……?
 彼の舌が誘うように唇の内側をなぞる。陽乃がおずおずと唇を開くとキスが再び深くなる。そのまま布団に押し倒され、はだけた浴衣から両足が腿まで露わになった。
「お前、嘘つきだな」
 唇を離し、囁くように氷崎は言った。
「男に触られるのが駄目とか、嘘だろ? どこを触っても蕁麻疹なんて出ない」
 手のひらで腿を撫でられ、陽乃はびくっと身体を震わせた。
「や、だ……」
「なぁ、どこを触ったらそんなものが出るんだ? ……ここか?」
 指が内腿に滑り込み、ショーツに包まれた柔肉をそっと撫でる。
「……っぁ」
「言えよ。それとも、もっと奥まで触らなきゃ駄目なのか?」
 言葉もないままに、陽乃は弱々しく首を横に振った。
 多分、どこを触られても蕁麻疹なんか出ない。それは再会した夜から判っていたし、体質が変わっていないことは、今夜の件で証明された。
 もう認めるしかない。氷崎だけを、陽乃の肌は受け入れているのだ。
 氷崎が、耳に音を立てて口づける。そうしながら陽乃の帯を解き、腹部に手を滑らせる。
「……ここか?」
 微かにあえいだ陽乃は、首を横に振って彼の肩に両手ですがった。
 耳を甘く噛みながら、彼の指がショーツの縁を持ち上げ、内側に潜り込む。もう抵抗する意思もないのに、反射的に膝が跳ねる。
 彼の指が柔らかな茂みに触れた。羞恥で肌を染め、陽乃は身体を震わせる。
 しかし、氷崎はそれ以上動かず、耳に何度か口づけてから、そっと指を下着から抜いた。
 ──……氷崎さん?
 動かなくなった彼を、陽乃は不安にかられて見上げた。いきなり闇の底に、一人きりで置き去りにされたような気分だった。
 こんなことまでして、まさか、また突き放すつもりだろうか。また昼間のように、わけもなく不機嫌になって去って行くつもりだろうか。
 しかし、おもむろに半身を起こした氷崎は、陽乃に跨がったままでネクタイを解き、シャツのボタンに手をかけた。
 ドキッとして顔を背けようとした陽乃は、ふとそこに、奇妙な色彩を認めて目を止めた。
 ──え……?
 ボタンを全て外した氷崎が、黒いシャツを肩から下ろす。筋肉の隆起が陰影を作るしなやかで逞しい肉体。その両肩から胸、腕にかけて鮮やかな色彩が躍っている。
 真紅の桜、紅眼の般若、青緑の鱗模様。右肩から二の腕にかけて渦巻いている昇り龍。
 ──刺青……。
 彼が別世界の人だという、あまりにも生々しい現実の証に、陽乃は息をのんでいた。
 それは肩から胸の上部を覆い、二の腕の半ば、そして背中の方にまで続いている。
「いつ……から?」
 強張った声で呟いた陽乃を見下ろし、氷崎は微かな苦笑を浮かべた。
「四年前。──なぁ、想像してみろよ」
「そう、ぞう……?」
「刺青入れた男に抱かれている自分。とんでもなく底辺に落ちたような気にならないか」
 動けない陽乃をしばらく無言で見つめてから、氷崎はシャツを羽織って立ち上がった。
「お前には無理だ。──いや、俺がそうさせたくない」
 待ってと言うつもりだった。けれど言葉は、喉に引っかかったように出てこなかった。
 背を向けた氷崎が、振り返らずに部屋を出て行く。
 襖が閉まり、足音が遠ざかっても、陽乃は動くことができなかった。

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