レンタル彼氏
初恋はあこがれ上司と

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- 本販売日:
- 2014/10/04
- 電子書籍販売日:
- 2014/10/04
- ISBN:
- 978-4-8296-8219-7
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書籍紹介
俺がこんなことをしたいと思うのは、キミだけだ
男性が苦手な私が彼氏をレンタル!? やってきたのは憧れの課長・西園寺総一!! 動揺する私を優しくエスコートしてくれる彼はまるで本物の恋人みたい。Hな行為は禁止なのに、巧みなキスと指使い、濃厚な愛撫に心も身体も蕩けてしまいそう。この関係は今だけなのに……。募る想いに苦しむ美冬を抱きしめ、総一が意外な告白を!?
登場人物紹介

西園寺総一
美冬の職場の上司で、憧れの人。厳しいが面倒見のいいイケメン。

仲村美冬
社会人一年生。女子校育ちのせいか、男性が苦手。リハビリのために「レンタル彼氏」を利用するが……。
立ち読み
「俺も男だ。あまり信用し過ぎない方がいい。キミは警戒心がなさすぎる」
「……っ!?」
総一の長く無骨な指が、滑らかな背中の感触を確かめるように動く。
「ぁっ……そ、総一……さん?」
指を動かされるたびに産毛が逆立ち、身体の中から甘い震えが起きる。
「綺麗な背中だな……シミ一つない……。滑らかで、触れていて気持ちがいい」
「や……さ、触っちゃダメ……です」
羞恥に声が震え、瞳が潤む。恥ずかしくて堪らないのに、逃げ場所がない。小股で一歩進むのが限界だ。追い詰められた美冬は、鏡に両手を付いた。こうしないと、鏡に顔がくっ付いてしまう。
「あっ……」
鏡越しに自分よりもうんと背が高い総一を見つめると、彼の瞳が熱っぽくなった気がする。
「そんなに瞳を潤ませて……まるで誘われているようだな?」
「え……っ……わ、私……そんなつもりじゃ……っ……ぁ……!」
背中を弄んでいた熱い指が、ブラジャーのホックに伸びてきた。
「随分と可愛い下着だな。前はどうなっている? 見せてみろ」
「そ、そんな……っ……! み、見せられません……!」
背中だけでも恥ずかしいのに、前なんて見せられるわけがない。
いやいやをするように頭を左右に振ると、プツリという音と共に豊かな胸が放り出される感覚がして、美冬は小さな悲鳴を上げる。
「や……っ……ま、待って下さ……」
焦らすように脇腹を撫でていた指が、緩んだブラジャーの左側に潜りこんでくるのを感じると、心臓が警報のように大きく脈打つ。鏡に両手を付いているせいで、少しも抵抗できない。できることといえば、身体をよじらせることぐらいだ。
「きゃ……っ!」
「あまり大きな声を出すと、外に聞こえるかもしれないな。いいのか?」
「……っ」
この状況を見られたらまずいのは、美冬だけではない。総一だってまずいことになるはずだ。それなのに鏡に映った彼の表情は飄々としているどころか、少し楽しそうにも見える。
「も……止め……」
「なんだ? 声が小さすぎて、聞こえない」
「そ、そんな……」
左胸に、ふにゅりと総一の指先が当たる。
「ぁ……っ」
少し触れられただけなのに、美冬の身体は大げさなほどビクリと跳ねてしまう。
「あっ……い、いや……触らないで下さ……やっ」
総一はたわわに実った胸を持ち上げると、感触を楽しむように揉みしだき始めた。
「大きな胸だな……手にあまるくらいだ」
指先が左胸に食い込むたび、中にある心臓が壊れてしまいそうだ。
「だ、だめ……総一さん……ゆ、許して下さい……っ」
「柔らかくて、吸いつくようだ……いつまでも触っていたいくらい触り心地がいい」
「や……っいつまでも……なんて……そ、んな……」
胸の刺激だけに集中していると、無防備な耳朶に熱い唇が触れる。
「……っやぁ」
柔らかな舌で食まれ、舐めしゃぶられると、背筋を甘い刺激が走っていく。
「あっ……や……ぅ……総一さ……」
「片方だけでは可哀想だな。こちらも可愛がらないと……」
「え……?」
まだ触れられていなかった右胸に、大きな手が伸びる。
「や! ぁ……んっ……あっ……」
総一が手を動かすたびに柔らかな胸が下着の中で形を変え、張りつめていく。指の間から覗く果実が熟して、チリチリと硬くなっていく感覚を覚える。
「んんっ……やぁ……何……っ……」
「普段話す時の声は可愛らしいが、喘ぐ声はいやらしいな……」
燃え上がるのではないかと思うほど、顔が熱くなった。
「わ、私……っ……そんな……っ……やぁぅ……」
大きな手は円を描くように動くが、けして果実には触れようとしない。いや、わざと触れないのだ。
触れられてもいない果実が、揉みしだかれるたびに硬さを増し、痛いぐらいに尖る。そ
れと同時に美冬の下腹部がズクリと音を立て、疼いているようだった。
──これは、何?
大きな手から熱を与えられ、触れられた箇所からジワジワ広がり、全身へ広がっていく。
知らない感覚を無理矢理与えられていくのが怖くて、美冬は身をよじらせて必死にその手から逃れようとする。けれど身体が熱くとろけて、力が入らない。
「……っふ……ぁ……やぁ……許して……下さ……っ……ん」
逃れようと必死にもがくと、かえって手の平に胸を押し付けることになってしまう。
「キミは感じやすいな……本当に今まで誰にも触れさせたことがないのか?」
低い声が鼓膜を震わせ、脳髄まで犯す。
美冬は生まれて初めての刺激に囚われ、返事などできる状態ではない。
「どうなんだ?」
「ぁっ……」
指と指の間隔がジワジワと狭められていくのに慌て、美冬は必死に頷く。
触れられては、果実を淫らに硬くさせていることがバレてしまう。
「……そうか。誰かに開発されたのかと思ったが、元から感じやすい体質のようだな」
それは、元からいやらしい子と言われているようで、美冬はふるふると首を左右に振って否定した。
「わ、私……か、感じて……なんて……」
「感じていない? 本当に……?」
無理矢理与えられた快感によりすっかり熟した両方の果実を、無骨な指がキュッと摘み上げる。
「きゃっ……ぁ! ん、や、止め……っ」
「感じていないなら、これはどうしたんだ? 摘めるほど硬くなっているが?」
捏ねるように指先を動かされると、そこから全身に甘い電流が走り、身体の奥から何かが湧きあがるのを感じた。
「あっ……んん……わ、わかんな……」
コリコリ捏ね回されていたと思えば、硬くしていることを責められるように、指で潰される。
「やぁ……っ……ン……!」
そのたびに息が乱れ、自分から出ているとは思えないような甘い声が漏れた。
「すごいな……指が押し返されるくらい硬くなっているぞ」
右の果実は形を確かめられるように転がされ、左はさらに尖らせようとするようにキュッと摘まれる。
「やっ……ぅう……おかしくなっちゃ……総一……さん、許して下さ……」
「許す? ……許しを請うような悪いことをしたのか?」
「……っ……わ、わかんな……」
左右で別々のことをされると足に力が入らなくなって、その場に崩れ落ちてしまいそうだ。
「では、謝らないことだ」
「だ、だって……っ……ぁっ……いやぁ……あ……っ……んぅ」
「……このいやらしく尖った乳首を、舌でこうして舐めたらどうなるだろうな」
耳朶をチュッと吸われると、卑猥な想像をしてしまう。
この柔らかな唇に尖りを含まれ、熱い舌で転がされたらどうなるのだろう……と。
「や……っ……そ、そんなの……ダメ……です」
想像しただけで下腹部がズクズクと疼き、そんなあられもないことを考えてしまった自分が恥ずかしくて泣きそうだった。
「……また、少し硬くなったようだな。もしかして、想像したのか? 俺にここを舐められることを……」
「わ、私そんなこと想像してな……やっ……やぁ……」
図星だったけれど、否定しないわけにいかなかった。
「では、よほどここを弄られるのが気に入ったようだ」
「き、気に入る……なんて……そ、んな……っ……んんぅ……っ」
指の腹でコリコリ転がされるたびに硬くなり、どこか別の場所がほぐれてとろけていくのを感じる。
立っていられなくなるほどの刺激に眩暈を感じ、涙がこぼれそうになった。
「これでも、俺を男として見られないか……?」
「へ……?」
「無防備な姿を晒しても平気な対象だと思うのか?」
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