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マイスウィートダーリン

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書籍紹介

君を僕の奥さんとして連れて行きたい

スマートで有能な仕事人、しかも大変おモテになる芳野係長。なのに、なぜそこまで私に執着するの? 周囲の注目をモノともしない愛称呼びとスキンシップ。「僕を選んでよ。幸せにするよ」過剰な愛情をぶつけてくる彼の声は甘くて、優しくて――惚れてしまうのも当たり前!? 波乱のオフィスラブからの、超ラブ・ハッピーエンド!

ジャンル:
現代
キャラ属性:
上司・先輩
シチュエーション:
オフィス・職場 | 年の差
登場人物紹介

芳野真之(よしのまさゆき)

梨紗の上司で、仕事ができるモテメン。言動のテンションが高い。

渡部梨紗(わたべりさ)

しっかり者の働き女子。中国語ができ、いつか海外で働きたいと思っている。

立ち読み

「梨紗」
私の頤を優しく持ち上げる大きな手。私を見つめる瞳。嬉しそうに微笑む表情は嫌味っぽくなくて、思わず片手で彼の頬に触れる。
──あなたが好きです。
どちらからともなく動いて唇を触れ合わせた。離れてもすぐに重ね合わせる。
何度かその柔らかさを受け止めていると、ぺろりと唇を舐められたので素直に隙間を開いた。熱い舌が口の中に侵入して隅々まで犯される。私も彼の舌に己の舌を絡めて深い恋人のキスを交わす。
やがて背筋に甘い痺れが走り、もう本当に体を支えられなくなって、芳野係長の逞しい首に腕を絡めて縋りついた。彼も私を抱き締めてくれて、柔らかな乳房と固い胸板が密着する。
男性の力を全身で受け止める喜びに胸を震わせ、想いを込めて舌を差し出す。歯列を舐めると体に巻きつく腕に力が籠もる。
長い長い空白の時間を埋めるように、お互いの唇を飽きることなく貪り続けた。
でもそのうち息が続かなくなって、離して欲しいと彼の肩をタップする。なのに抱き締める腕を緩めてくれない。それどころか後頭部を大きな手の平で覆われてしまい、頭を振って逃れることもできなくなった。
酸欠状態になった体が震えて崩れそうになる。その頃になってようやく彼が唇を離してくれたけど、私を抱き締める腕を離さない。
彼の胸にもたれながら肩で息をしているとき、頭上から優しい声で囁かれた。
「りぃーちゃん☆ このあと僕の部屋にこない? コーヒーぐらいしか出せないけどぉ♪」
……夜遅くに男の部屋に上がりこんで、コーヒーを飲んで終わりじゃないことぐらい、もちろん理解している。でも私はその答えを迷わなかった。私だってこのまま帰りたくなんかない。この人のそばにいたい。
小さく頷けば、私を抱き締める腕にさらに力が籠もる。少し苦しかったけど彼が喜ぶ気配を感じられたので嬉しかった。
「あ、あの、お化粧を直しにいってきます、ね……」
こうなってくると自分の見た目がものすごく気になる。個室を出て化粧室へ向かった。
明るいライトに照らされた大きな鏡の前で軽くメイクを直していると、なんだかそわそわしてくる。まさかこんな展開になるなんて夢にも思わなかった。私の想いは絶対に叶わないと信じ込んでいたのに。
落ち着かない気分のまま個室へ戻ると、タクシーが到着したと告げられる。……準備が早いなぁ、緊張するんだけど。
しかもコートを羽織って個室から出るとき、さりげなく腰を引き寄せられて心臓が跳ね上がった。彼との距離が近くて眩暈を起こしそうだ。恥ずかしさで俯いてしまう。
お店の門構えに横づけされているタクシーに乗り込み、芳野係長の自宅へ向かう。車の中ではお互いに無言だった。
しかしどうにも居たたまれなくなって、私から話しかけた。
「あの、係長は職場でチャイを飲まれますが、ご自宅ではコーヒーを好まれるのですか」
さきほど私を誘うときに、「コーヒーぐらいしか出せない」と言っていたから。
「んー、ときどき作るけどぉ、僕が作ると美味しくできないからねっ★ コーヒーの方が無難だと思ったのぉ♪」
コーヒーなら機械が美味しく作ってくれると話す芳野係長は、どうやら自炊をしないらしい。そこでふとお節介を思いついた。
「あの、私がチャイを作りましょうか」
「へっ? あ、いや、それはいいよぅ★ お客さんにお茶を淹れさせるわけには……」
「せっかくですから作らせてください。茶葉とスパイスはあるんですよね。牛乳さえ買えば……係長のご自宅の近くにコンビニはありますか?」
「うん、あるけど。……いいの?」
コクリと頷いた。少しでも動いてる方が緊張が解れるし、なにより海外営業部を逃げ出して以来、一度も彼のためにお茶を淹れたことがなかったので、なにかしてあげたかった。
「じゃあ、お願いしようかなぁ☆ ありがとう、りぃーちゃん♪」
彼が微笑を浮かべながら私の膝の上に置いてある手を握ってくる。──いかん、また緊張してきた。
道が混んでいることもあって、芳野係長の自宅へは三十分以上かかったように思う。ふと気づけば閑静な住宅街を走っていて、車を停めたコンビニは明るい照明が周囲から浮いていた。
外は冷たい風が吹いており、息が白く染まるほど寒い。今晩は雪でも降りそうだ。
コンビニで小パックの牛乳を買って、てくてくと係長の部屋まで急ぎ足で歩く。すぐにたどり着いたそこはオートロック式のマンションで、ロックを解除して暖かいエントランスホールに入るとホッと息を吐いた。
でもこのあたりからお互いに無言だった。エレベーターに乗って七階の彼の部屋につくと、私はまたまた緊張してくる。
扉の鍵を開けた係長が、「どうぞ」と私の背中を軽く押してきたときには、微かに体が震えてしまった。そのせいか、「お邪魔します」と応える声がひどくか細くて怯えを含む。
背後で鍵が閉まる重い音が響いた瞬間、いきなり背中から抱き締められて悲鳴を上げそうになった。
「緊張してる?」
「……少し」
私の手にあるコンビニのビニール袋がガサリと鳴いた。心臓の鼓動が大きすぎて体の外にまで漏れているように感じる。
やがて拘束を解いた係長が私の手を握って部屋の奥へ進んだ。通された部屋はガランとしたリビングで、ソファとローテーブル、大型のプラズマテレビと装飾棚があるだけだった。
係長がエアコンを入れてくれたのでコートを脱ぐと、そっと取り上げられる。
「僕、着替えてくるからねっ☆ 座って待っててぇ♪」
彼が隣の部屋に消えたあと、ソファに腰を下ろしたものの、所在なくてキッチンへ向かった。コーヒーメーカーとキャニスターが置いてあるだけで、ここもまた、なにもないと感じる。
鍋はあるのかな。調理器具の一つも見当たらないキッチンで不安になるけれど、勝手に探すことは躊躇われた。
どうしよう……と思案していると、扉が閉まる音が後方から聞こえて振り返る。
着替えを済ませた芳野係長がこちらに近づいてきた。黒のカットソーにデニムを穿いて、後ろに撫でつけていた前髪を下ろしている。
そのラフな姿に、自分が今どこにいるかを再認識して再び体温が上がった。どうやら今日は熱が上がりっぱなしのようだ。
「ごめんねぇ★ 鍋なんてしばらく使っていないから、洗わないといけないかも★」
係長はシンク下にある収納棚からステンレスのミルクパンを取り出した。薄っすら水垢の白い線が浮いている。本当に使っていないようだと苦笑しつつ小鍋を洗った。
その間に係長が紅茶の缶とスパイスの瓶を取り出したので、私は二人分の紅茶を煮出しはじめた……のだけど、コンロへ向くとすぐ後ろに彼が立って、私の頭越しに小鍋を覗き込んでくるから再び緊張してくる。
──後ろに立たないでください、近づきすぎないでくださいっ!
心の中で威嚇をしまくった。でも当然ながら背後にいる彼は動こうとしない。羞恥で振り返ることなんてできないのに、本当に止めて欲しい。体温がどんどん上昇して倒れてしまいそうだ。
すると背後から押し殺した笑いと共に、私の両肩へ大きな手の平が置かれる。
「すごい☆ りぃーちゃんの緊張をビシビシと感じるよぅ♪」
彼の手の平がゆっくりと私の肩を撫でる。海外営業部にいた頃、接待などであまりに私が緊張していると、元上司はときどきこうやって肩を撫でては力を抜かせてくれた。
でも今の私には逆効果で、どんどん肩に力が入って心拍数が上がってしまう。首から上の部分が熱い。今日は髪を緩くまとめてアップにしているから、うなじが丸見えで茹蛸になっているのがバレバレだろう。
そのとき係長が大きな体軀を屈めて私の首筋に冷たい唇を落としてきた。
「ひゃっ!」
ビクンッと体が本当に跳ね上がる。──なにをするんだこの変態元上司!
怒りをにじませて振り向くと、脂下がった顔が至近距離にあってギョッとする。体が硬直したその瞬間、唇を塞がれた。
「んっ」
最初から熱い舌が割り込んでくる。私の舌を絡め取り、吸い、顔を交差して唇と唇をピッタリ隙間なく密着させて唾液を注いでくる。両肩に置いてある彼の手が私のうなじをつかみ、もう片方の手が腰を抱き締めてきた。
ごくり。ぬるい体液を嚥下しても再び隙間なく唇を塞がれ、舌を出し入れされる。
このように立ったままキスをすると、彼との身長差が大きいため、私は首を仰け反らせて受け入れなくてはならないから苦しい。
「くふぅ……、っん!」
舌をやんわりと噛まれて反射的に引っ込める。彼の顔も離れたので抗議の気持ちを込めて睨みつけた。
「ごめん★ りぃーちゃんがあまりに緊張しているから、解してあげようと思ってぇ♪」
「……よけいに緊張します」

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